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定点観測に便利なGoogle Analyticsのおすすめマイレポート設定

前田 大地

Google Analyticsは、無料で使える高機能のアクセス解析ツールです。高機能なのは良いことですが、何を見たら良いか分からず、活用する前に挫折してしまうケースも多いかと思います。今回は、そんなあなたがGoogle Analyticsをもっと好きになるための、おすすめマイレポート設定をご紹介します。

日々のチェックはマイレポートで

Google Analyticsには「マイレポート」という機能があります。あらかじめチェックしたい項目を選んでおき、それらをひとつの画面でまとめて確認できる便利な機能です。このマイレポートを使えば、何をどうチェックしたらいいのか分からない面倒から開放され、日々の定点観測が楽しいものに早変わり。

はじめは「あ、今日は増えた!」「うーん、今日は少ない」で、いいんです。定期的にチェックしていれば、自然と慣れていくものです。あなたも近い将来、自分たちのビジネスだから分かる新しい発見に出会えるかもしれません。

定点観測マイレポートのダウンロード

マイレポートをゼロから作るのは面倒だと思いますので、こちらで汎用的なおすすめ設定をご用意しました。Google Analyticsでは、作成したマイレポート設定をテンプレート化して、他のユーザと共有することができます。以下のリンクからおすすめマイレポート設定が反映できますので、自由にカスタマイズして使ってください。

おすすめマイレポート設定を共有

定点観測用マイレポートの各項目について

セッション数

いわゆる訪問数です。Google Analyticsでは、このセッションが基本の「数え方」になります。アクセスしてから閉じるまでの一連の流れを1としてカウントします。同じユーザーでも、朝と夜など、複数回アクセスがあればカウントされます。

ユーザー数

純粋なユーザーの人数です。同じユーザーが何回アクセスしても1です。新しい訪問者が増えるほど、ユーザー数も上がります。

平均PV数

1回のセッションあたり、どれだけのページ数が見られているかの平均値です。

平均セッション時間

1回のセッションあたり、どれくらいの時間ユーザーが滞在しているかの平均値です。

コンバージョン率

コンバージョンしたセッションの割合です。あらかじめコンバージョンとなる「目標」を、Google Analytics側で設定しておく必要があります。

トラフィックの種類

ユーザーが、どんな経路でアクセスしてきたかの割合です。

organic自然検索。ふつうに検索して検索結果からの訪問。
paid有料検索。CPC広告からの訪問。
referral他サイトからの訪問。
sosialSNSからの訪問。
direct上記を介さない直接の訪問。

リピート回数

複数回訪問しているユーザーの割合です。

時間

時間帯別のセッション数です。

ランディングページ

最初にアクセスされたページごとのセッション数と直帰率(そのページだけ見て閉じてしまった割合)です。

検索キーワード

検索に使われたキーワードごとのセッション数と直帰率(そのページだけ見て閉じてしまった割合)です。「(not provided)」は、プレイバシー保護などの理由で検索キーワードが取得できなかったものです。現時点では、Google検索のキーワードは取得できないため、結果に表示されているのはYahoo!検索のキーワードということになります。Google検索のキーワードは、Google Analyticsとウェブマスターツールを連携させることで、「検索クエリ」メニューから過去90日間分を確認できます。

参照元

他のサイト経由でアクセスされたときの、リンク元ごとのセッション数と新規セッション率です。

ソーシャルネットワーク

SNS経由でアクセスされたときの、SNSごとのセッション数と新規セッション率です。

さあ、今すぐはじめよう!

セブンシックスでは、ほぼすべてのクライアントにGoogle Analyticsを導入して、アクセス解析を利用していただいています。アクセス解析の使い方などもレクチャーしているのですが、最初にマイレポートを設定しておくことで、ウェブ担当者の時間とストレスを節約することができます。

まずは、はじめの一歩として、マイレポートによる定点観測をはじめてみてはいかがでしょうか。

Web Designer / Developer

前田 大地

沼津高専中退。デザイン会社、システム開発会社を経てセブンシックスを設立。マーケティング、デザイン、テクノロジーに精通するオールラウンダーとして、県内の中小企業に向けた戦略型ホームページ制作を開始。一方で、都内の広告代理店からの要請で大企業案件にも多数参加。企業が本当に必要とするホームページ制作とは何か、を日々探求している。

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